猫たちの食事、再々々...考(3)

猫たちの食事、再々々...考(2)の続きです。

手作り食には、猫本来の食生活に戻すことで消化器や泌尿器などの病気を改善するだけでなく、普段から多くの食材を食べることで食べられるものの選択肢が増え、病気になって食欲が落ちた時など自力で回復するチャンスが高くなるという利点があります。

一方で、食に頑固である特定なものしか食べない猫は、それを食べなくなった時点で強制的に栄養を与えないと命に危険が及ぶ可能性が高くなります。

私がこれまでホメオパシーのアドバイスをしてきた猫の深刻なケースの一つに『口内炎』があります。
口内炎の原因は色々とありますが、口の粘膜は内臓と外の世界が一番最初に接触する場所です。そのため免疫力が低いとそこで外界からの影響を受け、病気を引き起こす原因となるという意見があります。
私もこの意見には賛成です。

口内炎に罹ったことがある方なら分かると思いますが、口内炎があると口の中が痛くて食事をするのが大きなストレスとなります。
猫も同じで、多くの猫は痛みから食べることを諦めてしまい、食べなくなると栄養不足から免疫力はさらに低下し、病気も悪化してしまいます。

急性病の場合は症状が激しいので、ほとんどの場合身体の不具合にすぐに気付くことができますが、慢性病の場合は健康状態がじわじわと悪化していくため、初期の段階で病気に気付くことが難しいかもしれません。
また慢性的な口内疾患の場合、ステロイドを投与することで症状が一時的に改善したかのように見えるかもしれません。
しかし、ほとんどの場合それは緩和的処置で病気を根本から治していません。
つまり症状を抑圧しているので、再発した場合に前回よりもより強い症状が出てしまいます。

うちの猫たちも年を重ねるにつれ、口をくちゃくちゃしたり、歯茎に口内炎の初期のサインである赤い線が見られますが、それ以上症状が進むことはなく、食欲もずっと安定しています。
これは恐らく正しい食のお陰で、免疫が正しく機能しているのだと思います。

病気になってから食を変えることは大きなストレスとなります。
健康な時に、完全ではなくても、少しでも肉食獣の食へと移行させることで、免疫力はより強くなって行くと思います。
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by livingwithcats | 2012-05-17 00:14 | 猫たちの食事
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