悩める飼い主

今年の4月から私の通うハーネマン・アカデミーでは、新たにアメリカからキム・エリア先生を講師に迎えて授業が行われています。
キム先生は講師として世界的に評価が高く、私が今年の1月にインドへ行った際にも、アメリカからの参加者は「彼はクラシカルホメオパシーを教えるのがものすごく上手い!」と絶賛していました。

先週末はそんなキム先生の授業だったのですが、キム先生はCat Loverでもあり、ご自宅にも可愛い猫さんがいます。
うちにも猫たちがいることから、よく授業の合間にお互いの猫の写真を見せ合ったり、猫のことを話したりするのですが、この週末は猫の食事についてちょっと話をしました。

うちの猫たちは生のお肉を中心とした食事をしていると言ったところ、キム先生もそれが猫にとってベストな食事だと仰っていました。
また彼は多くの猫が腎臓病を患うのはその食事にあると言います。
元来砂漠の生き物だった猫は元々水を多く飲むように身体自体がデザインされていないため、ドライフードを食べ沢山の水を飲むということは、猫の身体機能に多くの負担を掛けているようです。

実際に『生肉 vs. 加熱した肉』を食べさせて、どちらが猫に取ってより良い食事かということを、1930年台に900匹の猫で実験した医師もいます。
その結果が下の写真の右側の本に書かれています。
また左側の本の著者である、M. Bernard獣医師は、丸ごと食を推奨している方です。この本には私がこれまで考えてきた様々な疑問に対する答えが詰まっています。
興味のある方は是非参考にされると良いと思います。
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しかし丸ごと食はすずめやうずらなどの小動物は、猫が必要とする栄養素の面において、リンとカルシウムの比率が理想値にそう遠くはないのですが、鶏やウサギなどはリンの数値が基準値をはるかに上回ってしまいます。
何故でしょう。

私が猫だとしたら、鶏やウサギをハントした場合に、まずは内臓を食べ、次に肉を食べるでしょう。また、肉を引きちぎったり引き裂いたりする歯はあっても、人間のように食物をすりつぶす臼状の歯はありません。このことから歯の表面を削り食べることはあっても、大きな骨をバリバリと食べることはそうそう出来ないように思います。
骨にはカルシウムも多く含まれますが、同時にリンも多く含まれています。なので、鶏やウサギを骨ごと挽いて与えるのはリンの過剰摂取に繋がります。
なので、丸ごと食を与えるときは、自分で挽く場合は骨の量を減らすか、肉を増やすかするのが良いでしょう。

またアメリカのホメオパス獣医であるピトケアン医師は、今日骨髄には多くの有害物質も含まれているため、カルシウムは骨由来のものではなく、海藻由来のもの勧めています。
我が家では現在丸ごと食については、鶏は大地を守る会もしくは生活クラブ生協のものなど、生産者や肥料などの情報が明らかな鶏を与えるようにしています。

自宅でお肉を挽くようになって、猫たちの食欲は以前に増して凄まじいものがあります。
トッピングを必要としていた子も今ではトッピングなしで、モリモリと食べます。
どの子も食事の支度をしていると待ちきれなくて大騒ぎで、挙句の果てには小競り合いが始まることもしばしば(苦笑)
別室にいるアシャもそんなみんなの気配を察して、大きな声で催促しています。
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茶輔: アシャくんに負けないように食べなくっちゃ!

猫たちの食事に関する探究は、もうしばらく続きそうです。
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by livingwithcats | 2007-05-29 22:46 | 猫たちの食事 | Comments(0)
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