カテゴリ:猫の病気( 13 )

エイズと白血病の子のケア

今日は白血病やエイズなどの免疫疾患を持っている子たちのケアについて、私が気をつけていることを書いてみます。

とは言っても、我が家の場合は何か病気の症状が発症していない限りは、何もない子と同じです。
つまり、手作り食を食べさせ、予防接種をせず、できるだけストレスの少ない住環境を作る、ということです。また何らかの病気が発症しても、基本は変わらず、それに加えてレメディやサプリメントを必要に応じて与えるだけです。

白血病やエイズなどの免疫疾患を持つ子は、そうでない子に比べストレスの影響を非常に受けやすいと私は考えています。
食事や予防接種によるストレスって何?と思われる方もいるかもしれませんが、身体により負担を与えるものを『ストレス』と考えてみると分かると思います。

例えば食事。
猫は本来肉食動物です。
けれどペットとして暮らしている多くの猫は、野生の猫たちが本来食べている食事とは大きくかけ離れた食事をしています。それによって消化する過程が本来のものと変わることで、身体が受けるストレスは増えていきます。
またペットフードなどには加工されることによって、本来猫が好んで食べないものも含まれている場合もあります。こういった不自然な食事が猫の身体に大きな負担を与え、アレルギー症状などを起こしているのではないかと、私は考えています。

また予防接種についてもそうです。
予防接種は薄めた病原体を身体の中に入れます。
ですので、予防接種を受ける前には必ず『具合が悪くない』ことを獣医さんから確認されると思います。
けれど白血病やエイズの子は、元々免疫疾患を持つところに病原体が入ってくれば、そうでない子に比べ、病原体の影響を受けやすいことは容易に想像がつくと思います。
予防接種が引き金となって、病気を発症するケースは、私の経験から人にも動物にも見られます。

その他に私が気をつけていることは、ビタミンCを多めに与えること。
ビタミンCはファイトケミカルです。またたとえ多く摂ってしまったとしても、必要ない分は身体から排出されます。ただ一つ注意しなくてはいけないのは、多すぎると下痢をしてしまう場合がありますので、量は猫のウンチの様子をみながら加減してください。

白血病やエイズの子でも、何らかの病気を発症させなければ、ノンキャリアの子たちと同じように長く生きる子もいます。
病気を持っている子は最初から気をつけられることも沢山ありますので、病気がある子=短命という考え方は必ずしも正しくないと、私は思います。
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by livingwithcats | 2011-12-05 12:15 | 猫の病気

とりあえず、危機脱出

...したと思います。

その後も排泄は順調で、今は一度の尿量が増え、回数が減ってきました。
ウィークデイは仕事なので今日は日中は水分補給できませんでしたが、朝ごはんも夕ごはんも生肉を鶏肉のゆで汁を加えたもののみ。あ、夕ごはんはそれに卵黄を入れました。
今週いっぱいはこのメニューで様子を見ます。

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遊びにもばっちり応じますし、何よりイタズラが再開したのは、気分が良いからでしょう。
とりあえず、一安心ですが、寒い間は要注意です。

尿路疾患のある子はこの季節、どうぞ注意してあげてください。

*コメント、トラックバック、復活させました。ただしトラックバックは承認制です。ご質問等ある方は非公開コメントでどうぞ。
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by livingwithcats | 2010-01-25 19:59 | 猫の病気

茶輔がタイヘンだ!

今年、茶輔に久しぶりに膀胱炎が再発してしまいました。
しかもどっさりのストラバイト。
肉眼でも確認できるほどでした。

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土曜日の早朝、茶輔が床を掘る音で目が覚めました。
もしや...と思って耳を澄ませると、トイレに入っては掘り、出ては床を掘り、玄関を掘り、と、これは過去にも経験した膀胱炎です。

排尿はしている様子で、今回は血尿もなし。食欲も旺盛で遊びにも応じます。
様子をみても大丈夫だろうと思いながらも、茶輔をずっと診てもらっているアメリカのホメオパスに連絡を入れ、排尿をしているか確認してもらうため、近所の獣医に連れて行きました。
すると症状は私が思っていたよりずっと重く、尿管閉塞を起こす可能性が非常に高いため、今すぐ膀胱洗浄をするか、すぐに処方食に切り替えるかのどちらかにするよう勧められました。
いえ、もう勧められるという範疇ではなく、このままでは24時間以内に確実に尿管閉塞を起こす、と言われたのです。
pHは9。これはもう異常な数値です。

さあ、どうしよう。

結局、処方食+抗生物質を選びました。

しかしながら、随分良くなったとは言え、心臓疾患をかかえる茶輔にナトリウムの高い処方食を与えることに抵抗があり、また獣医での結果をホメオパスに報告したところ、pHを下げるには生肉を、ストラバイトは水分を大量に摂らせるようにとアドバイスされ、結局処方食は与えず、鶏肉のゆで汁をできるだけ飲ませ、食事も生肉にゆで汁を加えたものを与えました。

その結果、今のところ閉塞はなく、順調に排尿しています。

寒くなると膀胱炎になる子が多いと思います。
その際に最も大切なのは、とにかく水分を多く摂らせることです。
処方食も膀胱内のストラバイトを排泄させるために水分を多く摂らせる目的で、ナトリウムが普通食より多く含まれています。
私はこの「水分を多く摂らせるためのナトリウムの摂取」という部分に疑問を持ち、生肉中心の食事に切り替え、今回はハラハラしながらもどうにか乗り切ることができそうです。

水分を多く摂らせることは簡単なことではないかもしれませんが、例えばドライフードを缶詰に変える、ドライフードにどうしてもこだわる子はそれをお湯でふやかしてみるなどして、水分をいつもより多く摂らせることができます。またお湯でなく、鶏肉のゆで汁を与えても良いと思います。

今回の原因は...と考えてみましたが、もしかしたら副食にいれた青のりが原因かもしれません。
青のりはマグネシウムの含有量が高いので。

ちなみに膀胱炎の症状は、

1.頻尿
2.血尿
3.トイレに入ると鳴く

そして更に症状が進み尿管閉塞になると、

1.食欲不振
2.嘔吐
3.元気喪失
4.トイレに座っている時間は長いが、排尿がない。

閉塞すると、早急に病院に行かなければ尿毒症から最悪の場合は死んでしまいます。
その時間は72時間と言われていますが、最後の排尿をきちんと把握していない限り、この時間は当てになりません。上記の症状が見られたら、できるだけすぐに獣医に行った方が良いでしょう。

ただし、ホメオパシーの治療を受けている子は担当のホメオパスの指示に、必ず従ってください。
そうでない方は、私のような方法は取らず、かかりつけの獣医さんに相談するようにしてください。
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by livingwithcats | 2010-01-24 21:15 | 猫の病気

食物アレルギー疑惑

先週の金曜日、香港から帰ってミイの顔に傷があることに気がついた。
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当初、喧嘩でもしたのかと思っていたのが、このじくじくとした湿疹のようなものは、左右の耳の付け根、顎の下、頭の上などに、まるで飛び火のように広がっていった。
ミイもとても痒そうで辛そうだ。

身体をチェックしてみると、身体には何も変化がない。
最近保護猫がいた訳ではないので、寄生虫によるものでもないだろうし...と思いながら調べていくうちに、『食物アレルギー』では?と感じ始めた。

今回留守にするにあたり、留守を預かる高校生の息子に手作り食は到底無理なお願いで、何種類か缶詰を与えてもらったのだけど、その中の『牛肉入り』の缶詰は今回初めて与えたもので、もし食物アレルギーなら、恐らくこれが原因だろう。

ただ、これまでも牛肉は生で与えたことがある。
そのときには何も変化がなかっただが、人間が食べるものを少し与えただけなので、アレルギー症状を引き起こす量まで到達していなかったのかもしれない。
まあ、何であれ、一度スイッチが入ってしまったと言うことは、今後は牛肉は与えない方が無難だろう。

で、翌日。
症状が良くならないので、獣医へ。
その場でステロイドを注射された。
え、え、ホメオパシーは?と思われる方も多いと思うが、急性症状の場合、自分で対処できないときは、こういう処置も私の中ではアリなのだ。
大切なことは、とにかく今ある苦痛から、一刻も早く解放してあげること。
ホメオパシーの治療は、今後必要があればそのとき考えて行えば良い、と思っている。

掻くと湿疹は良くならないので、ミイには可哀相だけどしばらくカラーをしてもらった。
食事も土曜日からは通常の手作り食へ。
しばらくは痒そうにしていたけど、湿疹が乾いて来ると掻く頻度も下がり、3日後には、カラーも外した。

病院からはステロイド軟膏を処方され、一日2回、患部に塗布するように言われたけど、使ったのは一度きり。

そしてこれがおとといの写真。
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今はもっとキレイになっている。

以前、動物のアレルギー疾患には、特に手作り食が良いと聞いたことがある。
市販のフードには不純物が多いため、アレルギー疾患を持った子はそれらに過剰に反応してしまう。それ故、不純物がより少ない手づく食が良いということだと思う。

というより、私は手作り食派なので、どの子にもちょっと工夫をした食事をと友人たちには勧めている。人間もそうだけど、市販のものより、やはり家で作る食事が、身体には一番優しいんじゃないだろうか。
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by livingwithcats | 2009-11-17 20:30 | 猫の病気

茶輔の心臓、その後

今日は半年ぶりの茶輔の心臓の検査日。

さて、その結果は...。
獣医が首を傾げる結果だった。

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          ウフフ、ウフフ。
          お母さんがトルコで仲良くなったカナダ人の夫婦に「ハンサム!」と言われたボク。


というのも、茶輔の心臓が明らかに改善しているという。
通常茶輔の病気は治らないというのが現代獣医学での所見なのだけど、以前はっきりと聞こえていた心雑音はよく聞かないと聞こえない程度に、また前回肥大気味と言われた心臓も正常の大きさだという。心臓の力も負荷が掛かっている様子が全くなく、こちらも正常値。

「僕の勉強不足なのかもしれないけど...。正直、こんなことがあるのかと、混乱しています。」と担当の先生。

先生の見解は、心臓における血流の逆流は強いストレスが掛かるときのみに発生しているようなので、普段の生活においては、茶輔の心臓は全く問題なく機能しているのではないか、とのこと。
しかしながらクレアチニンの数値は相変わらず高い。ただBUNやリンの数値が低いことから、腎機能についても「注意すべき臓器」であって、今のところ治療は全く必要ないそうだ。

先生にはホメオパシーの治療を受けていることは話していない。
治療を開始する際にこのことについて話そうかとも思ったが、アメリカのホメオパス獣医と協力して治療をお願いするには難しい状況だったし、話す事で先生の気分を害し緊急時に診てもらえないのも困ると思い、後ろめたさも感じながらこれまで治療を続けてきた。

それって上手く利用しているだけじゃないか、と思う人もいるだろうけど、茶輔の病気を救えるのはホメオパシーしかないと信じている以上、そう思われても仕方がない。
日本にはホメオパシー獣医はもちろんいるけれど、私がホメオパスでない今の獣医に茶輔の検査等をお願いしているのは、この先生を信頼しているから。病状についても私が納得するまで時間をかけて説明してくれるし、生食だって決して賛成はしていないけれど、こちらの意向もちゃんと考慮してくれる。

一時は安楽死を勧められるほど状態の悪かった白血病キャリアのアシャだって、この動物病院の先生たちの常識では考えられないような回復を見せた。これも実はホメオパシーだったと告白したらどうなるか、先生の気持ちも変わるだろうか...と時々思ったりもするけど、それを実行に移せるのは、まだまだ先になると思う。

次回の心臓検査は1年後。
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by livingwithcats | 2009-06-07 20:17 | 猫の病気

茶輔の病気を通して思うこと

茶輔に心臓疾患があることが分かって、もうすぐ一年になる。

「心臓弁膜症です」

そう言われたとき、頭の中が真っ白になったが、すぐにアメリカの友人でもあるホメオパスに「誰か紹介してもらえないか?」とメールした。
そして出会ったのが、現在茶輔を診てくれている、ホメオパス。
この先生と茶輔の状態、治療方針等を最初の電話で確認したとき、「どこまでホメオパシーが助けになるかわからない。寿命は誰にでも平等にあるし、その子がもって生まれたヴァイタルフォースにもよる。それでもこの子が猫らしい一生を過ごす助けにはなると思う。」と言われ、泣きながら治療を受けることを決心した。

治療を始めてこの1年間、一番大きな変化があったのは、茶輔より私かもしれない。
それは「死」というものを、以前に比べ冷静に受け止められるようになったことだ。
茶輔も他の子も、そして私にも、生きているものにはいつの日か必ずやってくる死。それならばその時までに、目一杯幸せな時間を過ごそう、長く生きることよりも、与えられた生を楽しむ生き方をしよう、そう思うようになった。

動物と暮らすようになって随分経つが、その間私が感じたことは、彼らには生に対する執着がないということだ。そして同じ意味になるが死に対する恐怖も彼らにはないように感じる。
それは諦め、というものではなく、彼らは本当に潔くあちらの世界へと旅立ってしまう。

私たち人間は生に対する執着も、死に対する恐怖も、程度の差こそあれ持っている。だから彼らの死を体験するととてつもない喪失感を味わう。最近は動物と人間の関係が密だけに、その喪失感は更に大きいのではないかと思う。

私も茶輔の病気が分かったときは、いつ来るかわからない「その時」に押しつぶされそうになった。
でも治療を続けていくうちに、今を共に生きていること、それがどんなにか幸せなことなのか、そんな風に考えるようになった。
もちろん今でも「その時」が来るのは怖いけど、出逢い、共に暮らしていることへの感謝の気持ちの方が大きい。

さて、肝心な茶輔の様態は。
2月にレメディを投与した後、何度かこれまでにないくらい咳の発作があったり、普段より多く嘔吐することがあった。いつもに比べて何となくだるそうで、寝ている時間も長く、遊びに誘っても長続きしなかったりと心配な状態がしばらく続いたが、今は何事も無かったかのようにケロリとしている。
先生からリクエストされていた尿比重も正常で、腎臓も正常に機能しているだろうとのことで、今回はレメディを投与せず、数ヶ月様子を見ることになった。

今では手作り食100%の食事も、残すことなく何でも平らげてくれる。
大好きなうずら肉だと、もたもた食べているミイの分までをも横から食べている始末。
良く食べてくれるのは嬉しいんだけど、肥満は心臓病の悪化要因にもなるので、気をつけなくちゃ。
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そして膀胱炎。
膀胱炎と診断されて1ヶ月以上になるが、結局その後、膀胱炎らしき症状は一度もなかった。もちろん処方された抗生物質は使っていない。尿検査もしなければいけないのだけど、タイミングが合わずできていない状態。この週末こそは...、と思うのだけど、思うように採尿できず。

でも今思うと、今回の膀胱炎は過去の膀胱炎の再発だったのかもしれない。
というのも、茶輔はこれまでに数回膀胱炎を患っており、そのたびに抗生物質やコロイダルシルバーを使ってきた。先生からもコロイダルシルバーは強い抑圧があると聞いていたので、深部に押し込まれた抑圧が、治療によって表面化してきたことも考えられる。そこに偶然尿検査が重なって、「膀胱炎」と診断されたのではないか、というのが茶輔のホメオパスと私の一致した意見。

多くの場合、病気が治癒に向かうとき、ホメオパシーでは過去に抑圧した症状の再発(好転反応)があるけれど、この好転反応はいつも必ず症状を伴うとは限らない。今回のように、症状はないけれど、検査してみたら再発していた、ってこともあるんだなぁ。
自分もホメオパシーの治療を受けているけど、無症状っていうのは茶輔のケースが初めて。正直、茶輔の治療からは、本当に多くのことを教わっている。
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by livingwithcats | 2009-04-17 23:23 | 猫の病気

健康診断でわかったこと。

連休の後半には、ミイ・チイ・茶輔を健康診断に連れて行きました。
ミイ・チイは若干クレアチニンの数値が高いと言われたものの(とはいえ、高めの正常値です)、何の異常もありませんでした。

しかし。
一番若くて元気な茶輔が心音で引っかかり、本日再検査を受けてきました。
結果は、軽度ながら僧坊弁に閉鎖不全があり、その影響で腎臓がダメージを受けていることが分かりました。
病名は僧帽弁閉鎖不全症。
担当の先生からも、心臓だけなら予防的措置をすぐに必要としないけれど、腎臓も影響を受けていることから、出来るだけ早い段階で投薬を始めた方が良いと言われました。

通常は老齢の犬猫に多い病気なのですが、犬種によっては若い頃に発病する場合もあるようです。
この病気のことを検索してみましたが、犬とこの病気について書かれたものは沢山あったものの、猫についてはほとんどありませんでしたが、現時点で分かったことは、治る病気でないということ、投薬に寄って病気の進行を遅らせることしか方法がないこと、そしてこの病気はとても苦しい病気であること、でした。

さて、どうするか。

とりあえずは1ヶ月、考える時間をいただきました。
治療をしないのではなく、ホメオパシーや他の代替医療を含めて治癒の可能性のあるものの中から、何が茶輔にとって最善の治療なのか考えたかったからです。

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落ち込んで、事の次第をメールした友人から、「茶輔と二人三脚だね。幸せなやつじゃん。たまちゃんちに飛び込んで。」との返事をもらい、少し気持ちが軽くなりました。4年前の秋、もし保護していなかったら、茶輔の病気はもっと早くに進行していたかもしれません。

私が茶輔に出会ったこと。
私がホメオパシーに出会ったこと。
きっと双方とも意味のある出会いだったのだと思います。
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by livingwithcats | 2008-05-05 23:37 | 猫の病気

猫の白血病について

昨日、久しぶりに書類の山を片付けていたときに、アシャを迎えた際に調べた、『白血病の感染に関するメモ』が出てきました。
興味のある方は、参考までにお読みください。

白血病ウィルスに感染した猫のうち、発病するのは30%。残りの70%のうち40%は抗体を作り抗体を獲得し、白血病ウィルスに対する生涯免疫を持ちます。そして残りの30%はキャリアとなるのですが、そのうちの半分の50%がウィルスを排出し続ける、持続感染となります。残りの50%のうち40%はウィルスを排除し抗体を獲得し、ウィルスに対する生涯免疫を獲得しますが、10%は発病し、そのうちの80%が3年以内に死亡します。

つまり、白血病ウィルスに感染した猫が100匹いた場合、30匹が発病し、残りの70匹のうちの40匹は自ら抗体を作り生涯免疫を獲得します。そして残りの30匹がキャリアとなりますが、そのうちの12匹はウィルスを排除し先の40匹と同様に生涯免疫を獲得します。これが『陽転→陰転』です。そして15匹が持続感染状態(キャリア)、そして残りの3匹が発病し、2.4匹が3年以内に死亡します。

ちなみにウィルス感染した時期によっても、持続感染となる率にはかなりの差があります。
生後間もなく感染した子の場合、100%がキャリアとなり、またこの場合は発病しやすく死亡率も高いと言われています。
離乳期を過ぎた頃に感染した子は50%、1歳を過ぎた場合は10%となっています。

発病した場合は、3-5年以内に死亡するようです。

以上はあくまでデータですので、数字に振り回されずにあくまで参考にしてください。

このデータを読んだときに、キャリアであっても発症させないこと、また発症した場合に、それを乗り切る体力をつけること。発病したら死亡率は高い病気ですが、それでもどうにかこの病気を乗り切っている子もいるはずです。
また感染した仔猫の死亡率が高いのは、若い頃は体内の細胞の働きも活発で、それに伴いウィルスの増殖も大きいこと、そして大人猫に比べ体力的に劣り、また獲得免疫も少ないことが原因ではないかと思います。

ちなみにウィルスに感染し抗体を獲得した場合(生涯免疫を獲得した猫たち)、その後白血病ウィルスに感染することはありません。
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by livingwithcats | 2008-04-15 13:27 | 猫の病気

キャリアの子の生活

トップにリンクを貼っている、里親募集中の河原の猫たちに白血病キャリアと診断された子が数頭いるので、参考までにアシャを迎える際に私が調べ実践したことを、今日は書こうと思います。

まずこの二つのウィルスについて詳しいことはこちらのサイトを参考にしてください。

これらの病気の感染のしくみについては、色々と調べてみましたが、正直私にはわかりません。恐らく、その時のその子の免疫力によるものと思います。これについては病気の発症も同様で、免疫力の強弱によって、発症したりしなかったりするようです。

白血病については感染しても自力でウィルスを排除し、陰転する子もいます。
しかしそうでない場合、どうするか。

まず一つ目に大切なのは、免疫力の強化です。
そのために私ができることはストレスのより少ない住環境と食生活にあると考えました。その子のその時の状態を見て、隔離したほうがよりストレスが少ない場合もあります。例えば、普段猫同士でいることを好む子でも、具合が悪くなると一人になりたがる子などは、具合の悪いときは一時的に隔離することも必要でしょう。

また食生活については多くのホリスティック獣医は、エイズや白血病の子こそ、良質の食事が必要だと言っています。
理想はオーガニックの材料から作られた生食です。
それは何故か。
野生の動物の食事は基本的には生食です。原材料を加工して食しているのは、人間と人間と共に暮らしている動物だけなのです。つまり、獲物を生で食べることが本来の食事の在り方なのです。
加工してあるということは、それを体内に摂取してから分解するまで、多くの過程が必要となり、その結果、加工食は生食に比べ内臓に負担がかかります。
また市販のキャットフードにはその保存性を高めるために、多くの添加物が含まれいる場合が多く、体外に排出されるものもあれば、体内に残ってしまいストレスなどがきっかけに、病気の発症につながってしまうこともあります。

これについてはホメオパシーでも同様のことをあるホメオパスが言っています。
食生活を含む適切な生活をしている人ほど、Vital Forceは強くレメディが素早く反応すると。

つまりその個体が本来あるべき生活により近い生活というものが、理想なのでしょう。

そして次に、予防接種です。
ホメオパシーを実践している私は予防接種の有効性に疑問を持ち始めてから、人間も猫も予防接種を受けることを止めました。(予防接種についてはこちらこちらで書いていますので、「何がどう悪いの?」と思われる方は是非お読みください。)
ワクチン接種をする場合、必ず体調の良いときを選んで接種しますよね?
ワクチン接種というのはウィルスや細菌を体内に入れることによって、その病気を発症させない程度に罹患させることなのです。なので少しでも体調が悪かったりすると、ウィルスの方が勝って、その病気の症状が強く出てしまうのです。
ワクチン接種によって具合が悪くなってしまう個体は、その時の体調がイマイチだったか、そのウィルスに対する感受性が強い(その病気の影響を受けやすい)ということでしょう。
またワクチンに含まれる物質にも問題があり、それらによって病気を発症してしまうこともあるのでしょう。
エイズ・白血病キャリアの子は、そうでない子に比べ免疫力が弱い子が多いので、注意が必要なのです。

また避妊・去勢手術についても慎重に対処する必要があるでしょう。
手術も大きなストレスなので...。

色々と書きましたが、これら全てを実践するのは優しいことではないかもしれません。
特に食事についてはほとんどの場合、苦労されると思います。
しかし最初から諦めるのではなく、できることをできる範囲で少しずつ実践してみれば良いのではないでしょうか。

アシャの死因については調べていないのでわかりませんが、白血病の発症によるものではないと思っています。
昨年の夏に仔猫を保護した頃から少しずつ体調に変化はありましたが、通院し、療法食・投薬となるよりは、好きなものを食べのんびりと暮らしてもらうことを選択しました。
この選択については賛否両論あると思いますが、アシャを迎えた直後、獣医も私も良かれとおもっていた治療がアシャにとっては苦痛だったのではないかという経験があったためかもしれません。
危篤から復活してからの約半年は、何でも良く食べ、よく鳴き、動きも活発でした。

秋にアシャの治療に協力してくれたホメオパスからも、「猫らしく生きているのなら、それでいいんじゃない?」と言われたときに、生きることと生かすことは違うのだと痛感し、「猫らしい生活」についてあれこれ考えたのも大きく関係していると思います。

何ができるかは、飼い主さんの考え方や状況によって変わってくると思います。
その子、その子の「猫らしく生きること」を考えながら、病気と向き合って行けば良いのではないでしょうか。
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by livingwithcats | 2008-04-11 22:37 | 猫の病気

チクチク、ヒリヒリ

我が家のミイはトイレチェックが厳しい。
家の中を日に何度かパトロールをする際に、部屋だけでなくトイレのチェックも欠かしません。

「茶輔!用を足したらちゃんと砂をかけなきゃだめ!」
「セリ!新聞紙トイレも見えないからって言って、隠さないのはだめ!」

時々盛大に砂を掻くあまり、肝心のブツがトイレの外に飛び出してしまうことも...(苦笑)
もちろんそれを拾って元に戻すなどという芸はなく、飛び出たブツを、「誰だ?こんなところにしちゃうのは...!」と一生懸命床を掻いています...。

けれど、先週はいつもと様子が違いました。
最初はいつものように排泄をするのですが、その後もトイレをはしごして、しゃがみこんでいました。しゃがんだ後を見ると、最初の箇所にはピンポン玉大のシッコ玉がありましたが、それ以後は回を重ねるごとに玉が小さくなっています。

頻尿だ!

食欲も元気もあり、またシッコ玉も確認していることから、緊急を要するものではなさそうだと思い、レメディを与えて様子を見ることにしました。
膀胱炎には数種類のレメディがありますが、今のミイの状態を想像して、Uritica Urensというレメディを与えました。
急性だったので、その晩は1時間おきに3回。
そして翌朝もう一度。
頻尿は...、見事に治まりました!

さて、このUritica Urensはイラクサという植物から作られたレメディです。
イラクサの茎や葉の表面には毛のような棘があります。
その棘の基部には痛みや痒みの元を含んだ液体の入った嚢があり、棘に触れてその嚢が破れて皮膚につくと症状を引き起こします。
この痛みがチクチク、ヒリヒリ。
マテリアメディカにもstinging, burning pain(棘で刺すような、焼けるような痛み)とあります。
膀胱炎を経験した方ならこの痛みは想像できるでしょう。

今回は尿閉塞がなかったので緊急性はないと判断しましたが、閉塞がある場合は尿毒症を起こす恐れがあるのですぐに病院へ行かなくてはなりません。
尿毒症は、尿閉塞が起きてから72時間以内に処置をしなければ死亡する可能性も非常に高い恐ろしい病気です。閉塞が始まってからどれくらいの時間が経過しているのか正確に知ることは難しいため、気づいたときには時間的な猶予はないと思うに越したことはありません。
以前、猫の掲示板で「オシッコが出ません」という書き込みを見たことがありますが、返信を待つ時間は猫にはないのです。

オスメス両方に見られる病気ですが、尿度が細く長いオスの方が重症化しやすいそうです。

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ミイ: 3年ぶりのチクチク、ヒリヒリ。気持ち悪かったよ~。

予防法は、水をたくさん飲ませる工夫をすること、ストレスの少ない生活を心がけること、そして私は食生活も大切だと思います。
これについては、また後日。
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by livingwithcats | 2007-04-08 16:44 | 猫の病気