カテゴリ:猫たちの食事( 47 )

猫たちの食事、再々々...考(3)

猫たちの食事、再々々...考(2)の続きです。

手作り食には、猫本来の食生活に戻すことで消化器や泌尿器などの病気を改善するだけでなく、普段から多くの食材を食べることで食べられるものの選択肢が増え、病気になって食欲が落ちた時など自力で回復するチャンスが高くなるという利点があります。

一方で、食に頑固である特定なものしか食べない猫は、それを食べなくなった時点で強制的に栄養を与えないと命に危険が及ぶ可能性が高くなります。

私がこれまでホメオパシーのアドバイスをしてきた猫の深刻なケースの一つに『口内炎』があります。
口内炎の原因は色々とありますが、口の粘膜は内臓と外の世界が一番最初に接触する場所です。そのため免疫力が低いとそこで外界からの影響を受け、病気を引き起こす原因となるという意見があります。
私もこの意見には賛成です。

口内炎に罹ったことがある方なら分かると思いますが、口内炎があると口の中が痛くて食事をするのが大きなストレスとなります。
猫も同じで、多くの猫は痛みから食べることを諦めてしまい、食べなくなると栄養不足から免疫力はさらに低下し、病気も悪化してしまいます。

急性病の場合は症状が激しいので、ほとんどの場合身体の不具合にすぐに気付くことができますが、慢性病の場合は健康状態がじわじわと悪化していくため、初期の段階で病気に気付くことが難しいかもしれません。
また慢性的な口内疾患の場合、ステロイドを投与することで症状が一時的に改善したかのように見えるかもしれません。
しかし、ほとんどの場合それは緩和的処置で病気を根本から治していません。
つまり症状を抑圧しているので、再発した場合に前回よりもより強い症状が出てしまいます。

うちの猫たちも年を重ねるにつれ、口をくちゃくちゃしたり、歯茎に口内炎の初期のサインである赤い線が見られますが、それ以上症状が進むことはなく、食欲もずっと安定しています。
これは恐らく正しい食のお陰で、免疫が正しく機能しているのだと思います。

病気になってから食を変えることは大きなストレスとなります。
健康な時に、完全ではなくても、少しでも肉食獣の食へと移行させることで、免疫力はより強くなって行くと思います。
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by livingwithcats | 2012-05-17 00:14 | 猫たちの食事

猫たちの食事、再々々...考(2)

猫たちの食事、再々々...考(1)の続きです。

療法食に疑問を持つことでスタートした我が家の生食ライフ。
試しに生肉を与えてみたところ、すんなり食べる子もいるではありませんか!
これは結構行けるかも、と当時与えていたフードに生肉をほんの少々トッピングする方法で、少しずつ生肉の割合を増やして行きました。

元々缶詰が好きだった子は順調に移行出来そうに思えたのですが、1ヶ月ほどが経過した頃、ぱったりと食べなくなりました。それぞれの好みの肉を選んでも、少し食べるとプイと横を向いてしまうし、中には砂をかける仕草をする子も。。。

やはり、食へのこだわりが強い猫はそう簡単にはこの変化を受け入れてくれません。

そういうときは一度スパッとやめてしまいます。
健康で比較的若くて体力のある子なら、半日くらい絶食させるのも良いでしょう。

野生の猫と家猫の大きな違いは、『飢え』を知っているか、知っていないかです。
少し乱暴だと思うかもしれませんが、動物には『生き残る』本能が強くあるため、生き残るために飢えた動物は何でも食べるはずです。

ただし絶食は年老いた子や病気のある子には厳禁。それが引き金になって一気に具合が悪くなることもありますので注意が必要ですし、健康だからといって何日も絶食させてはいけません。

そしてだらだらと食べさせることもよくありません。置きえさも厳禁です。
食餌の時間をある程度決め、その時間内で食べなかったら片付けてしまう。そして次の食餌まではおやつなどは与えない。
食餌のサイクルをきちんと決めることも大事なことです。

後は長い目で根気よく、とにかく続けることです。
我が家でも100%手作り食に移行するまで、比較的順調な子でも1年、一番手こずった子で3年かかりました。

『食べる→飽きる→一時中断→再開』の繰り返しですが、このサイクルが段々と長くなり、今ではどんな食材でも食べますし、食べない時でも工夫次第で食べてくれます。

次回は手作り食のメリットについて書きます。

(続く)
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by livingwithcats | 2012-05-08 23:09 | 猫たちの食事

猫たちの食事、再々々...考(1)

この週末、スーパームーン現象で普段より大きくて明るいお月様が現れたと思ったら、昨日は雹が降ったり竜巻が起こったりと大変な一日でした。
私の住む大磯では突然強い風が吹き始めたと思ったら、空がみるみる真っ暗になり、雷鳴が聞こえてきました。気温も急激に下がってきたので、一雨来るかな?と家中の窓を閉めたのですが、20分ほどであれほど吹き荒れていた風も止み、外は何事も無かったように静かになりました。
まるで得体の知れないものが通り過ぎたかのようでした。
これを読んでくださっている皆さんは大丈夫だったでしょうか。

さて、今日はもう何度書いたか分からない猫の食事について、復習の意味も兼ねて改めて書きたいと思います。

まず猫と一緒に暮らしている方に質問です。
猫にはどんな食事を与えていますか?

最近は手作り食が増えてきたと思いますが、それでもまだまだ市販のペットフードや病院での療法食を与えている方がほとんどだと思います。
我が家も猫と暮らし始めた10年ほど前は手軽なドライフードを与えていましたが、その子が1歳になる頃に尿路疾患を患ったことをきっかけに、猫の食事について考えるようになりました。

猫が尿路疾患にかかった場合、ほぼ100%病院から尿路疾患用の療法食を勧められると思います。
獣医から「普通食に比べ水を沢山飲ませるように作られている」と言われ、ふーんと思いながらふとパッケージの裏にある分析値を見る普通食よりナトリウムが高い!

確かにナトリウム(塩分)が多ければ喉が渇き、普段よりも沢山飲むようになります。
でもこれってどうなの?
尿路結晶の問題は解決しても、腎臓が悪くなっちゃうんじゃないの?
そう思って、尿路疾患のある子は根本的な食の改善が必要だと思い、猫の食餌について調べ始めました。

そんな時出会ったのが生肉を中心とした手作り食。

猫は身体こそ小さいですが、トラやライオンと同じ肉食獣です。
恐らくペットフードでもそれを踏まえてフードを作っているのでしょうが、生食と加工食では消化をする上でも内臓にかかる負担は違うでしょう。
ならば!と、ここからうちの猫たちの生食ライフが始まりました。

(続く)
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by livingwithcats | 2012-05-07 19:00 | 猫たちの食事

猫ごはん

日曜日は猫たちの副菜作りの日。

野菜: 安納芋、カボチャ、かぶ、カブの葉、白菜、人参、たもぎ茸、黒ごま、はと麦、たかきび
サプリメント: タウリン、ビタミンE、亜鉛、カルシウム、リンゴ酢、亜麻仁油、消化酵素、総合ビタミン、炭の粉
お肉: 鶏肉(むね肉、もも肉、レバー、ハツ)

野菜は全部一緒に煮て潰し、粉にしたはと麦とたかきび、タウリン、ビタミンE、亜鉛を混ぜます。
食事のときにその他のサプリメント、卵黄1個を野菜ペースト・生肉に加えてよく混ぜて与えます。

内蔵肉以外のお肉は近所の鶏肉専門店で挽いてもらっています。
最近は鶏肉ばかりなので、飽きちゃうかな〜と思いつつも、みんなよく食べています。
夕ご飯のときには、人間の食材から葉もの(春菊、小松菜など)を少し分けています。
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by livingwithcats | 2011-11-27 14:44 | 猫たちの食事

何を食べさせたら良いのか、と考える。

明けまして。。。、なんて書けない程、ご無沙汰していました。
早いものでイスタンブールから戻って1ヶ月以上が経ちました。

さて猫たちは皆、何でも良く食べ、元気にしています。
ただ、茶輔だけに毎年この時期恒例の『頻尿』が再発しました。オシッコをしているのは確認できたので、今回は病院へ行かず、食事はビタミンCを多めに加えたお肉オンリーで、レメディはNux-vを数回投与しました。今のところ落ち着いてはいますが、茶輔はどうも、この冬から春への変わり目に弱いようです。もうしばらくは、要観察です。

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さて、少し前になりますがNew York Timesにペットの手作り食についての記事が掲載されました。(英語です)

Homemade Pet Food for Dogs & Cats

当然のことかもしれませんが、自分たちの食事に気をつけている人は、ペットの食事にも気をつける傾向にあるようです。ペットフードビジネスに関わる人たちは栄養素の問題を指摘しますし、私も彼らの言う『完璧な栄養素』は中々手作りでは難しいと思います。しかし手作り食には市販のフードにないものがあります。それは作り手の愛情です。何を食べさせようかとあれこれ考えながら食材を選び、時間をかけて作ったものです。人間の食事と同様に、そこに加えられた作り手の愛情が大きなエネルギーになり健康をサポートしていると、私は思っています。

今週使った食材:
  肉類: うずら肉(骨入り)、かます、めかじき
  副菜: サツマイモ、レンズ豆、人参、ごま、マッシュルーム、パセリ、卵黄
  サプリメント: タウリン、亜鉛、フィッシュオイル、リンゴ酢、総合ビタミン剤

写真:好き嫌いなく、何でも食べるチイ。推定10歳。ほとんど病気らしい病気はしません。
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by livingwithcats | 2011-02-11 23:38 | 猫たちの食事

よく食べる猫たち

猛暑日が続く中、猫たちの食欲は相変わらず旺盛。
どの子も食事の時間が待ち遠しく、私がキッチンに立つと、全員がその周りに集まりご飯を催促します。

メニューは季節の野菜を入れながらも、ベースはイモ類。
みんなサツマイモ、サトイモ、長いもが大好きで、いずれかに今はカボチャやズッキーニ、キュウリ、それに穀類、黒ゴマ、きな粉などを加えています。
今の時期、人間はトマトやナスをふんだんに食べていますが、ナス科の植物は有害なアルカロイドを含むものがあるため、自信のない私はそれらを猫には与えていません。食べるものは他にもありますし。
これは与えても平気?と迷うときは、ネコ科の動物が捕食する生き物の食生活を想像して決めるのが、私流。(結構適当なので、皆さんはちゃんと調べてくださいね)

サプリメントはカルシウム、総合ビタミン。
そしてビタミンCは、リンゴ酢から。

このリンゴ酢、以前はほんの少ししか入れていなかったのですが、最近は結構な量を入れてもみんな平気で食べています。ビタミンCは免疫力を高めると言われていますし、実際免疫疾患のある子にビタミンCを多めに与えたところ、状態が改善したこともあります。

肉類は鶏肉といわしミンチが中心。
それに必ず卵黄をプラス。

この食事のせいか、猫たちはここしばらくは病気知らず。
どちらかというと我が家は冬が要注意。それでもここ数年はみんな自力で乗り切るか、レメディを使うとしても何日も継続して使うことはありません。

暑さも一段落して皆さんの猫ちゃんたちの食欲も旺盛になってきたら、手作り食にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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とっても可愛いチイのヒドい寝姿。油断しまくりですね。
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by livingwithcats | 2010-08-19 20:44 | 猫たちの食事

猫ごはん(11月22日ー12月4日)

しばらく分をちょっとまとめて。
(とは言っても、メニューの内容はほとんど変わらず。)

主食:うずら肉ミンチ、鶏肉ミンチ、ハツ、レバー、イワシミンチ
副食:サツマイモ、長芋、舞茸、白菜、人参、全粒粉、黒ごま
サプリメント:フィッシュオイル、タウリン、亜鉛、カルシウム、総合ビタミン、リンゴ酢
トッピング:フリーズドライササミ

最近、主食も副食も代わり映えがしないなぁ。
来週、仕事帰りにでも少し違った食材を観に行ってみようっと。

でも家の猫はこの組み合わせが好き。

友人に副食の作り方を聞かれて教えたところ、「それって冷蔵庫の残り物でも良いってことね」と言われた。そうです、その通りです。使い切れなかった野菜などをみじん切りにして混ぜてしまうことは、全くオッケーだと思う。ただ人には良くても、猫には余り良くない食材もあるので、その点だけ注意、ですね。

猫達の食欲は留まるところを知らず。

今週も、どの子も完食でした。
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by livingwithcats | 2009-12-06 22:50 | 猫たちの食事

猫ごはん(11月14日–21日)

ミイの顔の湿疹は完治した、と思う。
獣医さんからは1ヶ月は様子を見るように言われているので、引き続き要観察。でも恐らく不在中に与えた缶詰が原因だったのだと思う。

主食: うずらミンチ、鶏ミンチ、レバーハツ、カツオ
副食: サツマイモ、長芋、人参、白菜、舞茸、黒ごま、全粒粉、卵黄
サプリメント: フィッシュオイル、亜鉛、タウリン、リンゴ酢、カルシウム、総合ビタミン

週末は半日断食。
断食明けの食事もいつもの量の半分位にする。
というのも、断食後の食事で吐く子がいたから。この方法だと誰も吐かない。
翌日からは通常の量を給餌。
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by livingwithcats | 2009-11-28 23:29 | 猫たちの食事

猫ごはん(11月7日-13日)

ミイの顔の湿疹がかゆそうなので、副食にはみんなが好きなサトイモや長いもを使わず。

主食: うずらミンチ、イワシみんち、鶏ミンチ、レバー
副食: サツマイモ、カボチャ、ニンジン、舞茸、クスクス、黒すりゴマ、黄粉
サプリメント: カルシウム、ビタミンE、タウリン、亜鉛、総合ビタミン、アマニ油、アップルビネガー
トッピング: フリーズドライのささみ

みんな、本当に良く食べる。
特に茶輔の食欲が異常。
いつもは食べるのが遅くて、他の子に横取りされそうになっているのに、今週は他の子のボウルに顔を突っ込む勢いで食べていた。
ご飯が終わっても、いつまでもキッチンをウロウロしながら、空っぽのお皿を舐めているから、食べたりないのかも。ただ現在かなりの量を食べているので、これ以上増やすと肥満が心配。

太っている方がそりゃ可愛いんだけど、心臓病のリスクのある茶輔に限らず、太らせすぎるのは病気の元と、我が家では体重管理はちょっと厳しい。
尿路疾患も肥満はNG。
今の病院でミイの体重が5キロを切ったとき、先生に、「痩せ過ぎじゃないですか?」と聞いたら、「全然。この子はもうちょっと痩せてもいいです」と言われた。確かに、4キロちょっとの今の方が、身体付きは以前よりしなやかでより猫らしいかも。

野生の動物に病気が少ないのは、肥満がないからなのでは、と思う。
食べられないことを可哀相と思う人もいるかもしれないけど、ハンティングできずに経験する飢えは、内臓を休めるためでもある。
今のペットは人間同様飽食の傾向にあるので、食の管理は健康管理につながると思っている。
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by livingwithcats | 2009-11-18 09:38 | 猫たちの食事

外は寒くても

窓際は最高に温かい場所。

みんな午前中は暖房が効いているリビングにいたのに、昼過ぎになると西陽が注ぐ私の部屋に移動する。
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ぽかぽかと最高に気持ちの良い一等席。
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茶トラは本当に太陽光に映える。明るい被毛がキラキラと光って、本当にきれい。

=10月26日から11月2日のメニュー=
肉類:鶏肉、鶏レバー・ハツ、イワシのミンチ
野菜類:サツマイモ、里芋、人参、しめじ、小松菜、あおさのり、黒ごま、きな粉、クスクス、卵黄
サプリメント:カルシウム、フィッシュオイル、タウリン、亜鉛、総合ビタミン、リンゴ酢
トッピング:ビール酵母、フリーズドライささみ

うちの子は芋類が好き。
今週もよく食べました。
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by livingwithcats | 2009-11-03 15:45 | 猫たちの食事