放射能を考える

先月4月1日より、一般食品に含まれる放射性物質の基準値がこれまでの1キロあたり500ベクレルから100ベクレルと引き下げられました。

すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、この100ベクレルという基準値は4月1日以降に出荷される一般食品に適応するのであって、3月末までに検査を終えているものは500ベクレルのまま9月末まで出荷されます。
さらに加工食品については、経過措置としてその加工食品の賞味期限まで暫定規制値の500ベクレルが適応されます。

ちなみに今回引き下げられた100ベクレルという数字は、国際基準では決して低い数字ではありません。

世界も驚く日本の基準値

正直なところ、私は昨年の福島第一原発の事故後、食と住については自分で守るしかない、と考えています。
事故直後はそれがどんなに恐ろしいことなのか分からなかったのですが、毎日毎日Twitterなどから情報を得るようになってから、日本、特に東日本にいる限り、程度の差こそあれ、放射能物質と付き合っていかなくてはならないと認識するようになりました。

さて我が家では家で食べるもののほとんどを大地を守る会生活クラブ生協から購入しています。
大地を守る会も生活クラブも、国よりは低い基準値を設定し、全ての食品の検査を行い、検査結果については放射性物質が検出されたものはそれが基準値以下であってもHP上で公開しています。

しかしこの基準値も低いものではありません。
1ヶ月ほど前に生活クラブにこれ以上の基準値の引き下げの有無について聞いたところ、現時点でこれ以上基準値を引き下げることは、生産者の立場を考えると難しいとのことでした。つまり、ここが消費者と生産者の折り合える数値、ということなのでしょう。

また年間被爆量についても、私は個人が元々持つ感受性によって受ける影響は違うと思います。
すでに健康に影響が出ている人を「早すぎる」と言う人もいますが、そういう人はそうでない人に比べて感受性が高いと考えることも必要ではないでしょうか。
人はロボットではありません。
データはあくまで目安であって、誰にでも同じように、というわけには行きません。
現に影響を受けやすい私は、事故後しばらく鼻血が出ていました。花粉症のせいかとも思ったのですが、もっと症状の酷かった時期に鼻血を出したことは一度もありません。

「あんなに気をつけなくても大丈夫だったのね」と数年後笑い話になれば良いのですが、そうでない可能性も考えて生活していくことも必要かもしれません。
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by livingwithcats | 2012-05-02 23:18 | 日常
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