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アシャの病気

我が家にアシャがやってきて、今週末で丁度一ヶ月になります。

何度か非常に重篤な状態になり、その都度私はオロオロしていましたが、一ヶ月が経とうとしている今、アシャの病気のパターンも大体把握できるようになってきました。

現在アシャの身体の中では、アシャのバイタルフォースと白血病ウィルスの駆け引きが行われているようです。
白血病ウィルスが優勢になるとアシャの体内の白血球がそれをやっつけようと活発に活動し始め、そのため発熱が起こります。
発熱するとどうやら味覚にも変化が起きるのか食べなくなり、食べなくなることで貧血が進み、更に免疫力は低下して、口内炎も更に悪化し、余計に食べられなくなり、そして衰弱。
そして極めつけは排便です。
アシャの場合、排便すると必ずと言っていいほど一気に具合が悪くなります。
これは恐らく元々貧血があるところに、排便によって血圧が低下することで、血流が悪くなるために具合が悪くなるのではないかと、想像しています。

そして薬によっては骨髄抑制がかかり更に状態が悪くなるため、投薬に関しては獣医の先生も非常に慎重です。

これまでのパターンから、状態が悪くなった場合には、自宅では水分や液状の栄養剤を少しずつ強制給餌し、病院では静脈点滴によりゆっくりと栄養と水分を体内に入れる治療が、一番上手く行っているように思います。
強制給餌は正直「出来ないだろうなぁ...」と思っていましたが、ぐったりとした子を目の前にしたら、とにかくやってみようと、ほんの数滴でも...という思いで始めました。

アシャにはホメオパシーのレメディも投与しています。
1月半ばに保護されるまで、ほとんど投薬や予防接種を経験していないこと、そして我が家に来てからも投薬が非常に制限されていることもあって、アシャの身体はレメディにとても素直に反応しているように思います。
レメディ投与後に、これはもしや好転反応かな?と思うような症状も出てきました。

そして何より、アシャには想像以上の強い生命力があるのでしょう。

現在体重は2.7キロしかありませんが、ヨロヨロしながらもご飯を無心に食べる姿を見ていると、「ボクは負けないよっ!」という声がアシャの身体全体から聞こえてくるような気がします。
by livingwithcats | 2007-03-01 15:55 | 猫の病気
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