トップにリンクを貼っている、里親募集中の河原の猫たちに白血病キャリアと診断された子が数頭いるので、参考までにアシャを迎える際に私が調べ実践したことを、今日は書こうと思います。
まずこの二つのウィルスについて詳しいことはこちらのサイトを参考にしてください。 これらの病気の感染のしくみについては、色々と調べてみましたが、正直私にはわかりません。恐らく、その時のその子の免疫力によるものと思います。これについては病気の発症も同様で、免疫力の強弱によって、発症したりしなかったりするようです。 白血病については感染しても自力でウィルスを排除し、陰転する子もいます。 しかしそうでない場合、どうするか。 まず一つ目に大切なのは、免疫力の強化です。 そのために私ができることはストレスのより少ない住環境と食生活にあると考えました。その子のその時の状態を見て、隔離したほうがよりストレスが少ない場合もあります。例えば、普段猫同士でいることを好む子でも、具合が悪くなると一人になりたがる子などは、具合の悪いときは一時的に隔離することも必要でしょう。 また食生活については多くのホリスティック獣医は、エイズや白血病の子こそ、良質の食事が必要だと言っています。 理想はオーガニックの材料から作られた生食です。 それは何故か。 野生の動物の食事は基本的には生食です。原材料を加工して食しているのは、人間と人間と共に暮らしている動物だけなのです。つまり、獲物を生で食べることが本来の食事の在り方なのです。 加工してあるということは、それを体内に摂取してから分解するまで、多くの過程が必要となり、その結果、加工食は生食に比べ内臓に負担がかかります。 また市販のキャットフードにはその保存性を高めるために、多くの添加物が含まれいる場合が多く、体外に排出されるものもあれば、体内に残ってしまいストレスなどがきっかけに、病気の発症につながってしまうこともあります。 これについてはホメオパシーでも同様のことをあるホメオパスが言っています。 食生活を含む適切な生活をしている人ほど、Vital Forceは強くレメディが素早く反応すると。 つまりその個体が本来あるべき生活により近い生活というものが、理想なのでしょう。 そして次に、予防接種です。 ホメオパシーを実践している私は予防接種の有効性に疑問を持ち始めてから、人間も猫も予防接種を受けることを止めました。(予防接種についてはこちらとこちらで書いていますので、「何がどう悪いの?」と思われる方は是非お読みください。) ワクチン接種をする場合、必ず体調の良いときを選んで接種しますよね? ワクチン接種というのはウィルスや細菌を体内に入れることによって、その病気を発症させない程度に罹患させることなのです。なので少しでも体調が悪かったりすると、ウィルスの方が勝って、その病気の症状が強く出てしまうのです。 ワクチン接種によって具合が悪くなってしまう個体は、その時の体調がイマイチだったか、そのウィルスに対する感受性が強い(その病気の影響を受けやすい)ということでしょう。 またワクチンに含まれる物質にも問題があり、それらによって病気を発症してしまうこともあるのでしょう。 エイズ・白血病キャリアの子は、そうでない子に比べ免疫力が弱い子が多いので、注意が必要なのです。 また避妊・去勢手術についても慎重に対処する必要があるでしょう。 手術も大きなストレスなので...。 色々と書きましたが、これら全てを実践するのは優しいことではないかもしれません。 特に食事についてはほとんどの場合、苦労されると思います。 しかし最初から諦めるのではなく、できることをできる範囲で少しずつ実践してみれば良いのではないでしょうか。 アシャの死因については調べていないのでわかりませんが、白血病の発症によるものではないと思っています。 昨年の夏に仔猫を保護した頃から少しずつ体調に変化はありましたが、通院し、療法食・投薬となるよりは、好きなものを食べのんびりと暮らしてもらうことを選択しました。 この選択については賛否両論あると思いますが、アシャを迎えた直後、獣医も私も良かれとおもっていた治療がアシャにとっては苦痛だったのではないかという経験があったためかもしれません。 危篤から復活してからの約半年は、何でも良く食べ、よく鳴き、動きも活発でした。 秋にアシャの治療に協力してくれたホメオパスからも、「猫らしく生きているのなら、それでいいんじゃない?」と言われたときに、生きることと生かすことは違うのだと痛感し、「猫らしい生活」についてあれこれ考えたのも大きく関係していると思います。 何ができるかは、飼い主さんの考え方や状況によって変わってくると思います。 その子、その子の「猫らしく生きること」を考えながら、病気と向き合って行けば良いのではないでしょうか。
by livingwithcats
| 2008-04-11 22:37
| 猫の病気
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